“一針”の文字を書いて頂いた果澄( kasumi )さんの個展が開かれます!
→果澄さんのホームページ
上の写真はそのDMですが、かなり凝ってます。
このカードを見ただけでコダワリがびしびし伝わって来ます。
いったいどんな空間を創りあげるのか?
見に行くのがすごく楽しみです。
8月10日札幌の紀伊国屋書店にて行われた、「スロウ20号発行感謝記念トークイベント」を聞きに行って来ました。写真は会場で頂いたスロウオリジナルきびだんごです!
カメラマン兼社長の高原さんのトークや、20号に掲載されているおといねっぷ美術工芸高等学校の生徒さんによる作品発表がありました。
会場はスロウの紙面そのままの雰囲気で、笑い有りの穏やかな素敵なひとときでした。
毎号中身の濃い素敵な本なので、今後も多くの方々に読まれて行くと良いなぁと思います。
先月末に発売されたスロウvol.20です。
今回も読み応えあります。
ファクトリーの一針のお店で扱っております!
なぜ、スソなのか。
スソの前に環境問題について少し僕の考えを。
環境問題に関しては、何がホントに良い事なのか分かりずらい。
例えば、リサイクルも環境に良くないかもしれない。
(ペットボトルはリサイクルするより、新しく作った方がエネルギーがかからない。らしい)
リサイクルを否定するわけではありませんが、要は「善悪の判断が難しい。」と言う事。
確かなのは「消費しない事。」
全く消費をしないのは現実的ではないので、出来るだけ消費しないで生活しようと。
使い捨ての物は買わない。中古品を買う。など。
カバン屋になってしばらくして、「消費しない事」と「カバンを売る事」の矛盾にぶつかりました。
カバンを売る事は「消費を促す事」だからです。
困った一針さん。リサイクルの生地で何か使える物はないか。
トラックの幌や使えなくなったゴムボート、あれこれ試すもビビッとくるものは見つかりませんでした。
あらたな素材を探す日々が続いたある日、ハッと思いついたのです。
そしてすぐにジーンズショップへ行き、こう言いました。
「スソ下さい。」
当時は富良野で活動していたので、一件だけのスソを分けてくれるジーンズショップに通いました。
しかし、頻繁に行き過ぎたのか、ある日を境に分けてくれなくなってしまいました。
「スソで作っている」と言うと、「タダで手に入るし、良い事思いついたね〜」なんて言われますがとんでもない。
お金を出せば手に入る物ではないので逆に大変です。
殆どのスソが廃棄されるにも関わらず、「うちはそーゆーのやってないですぅ」と言われて分けてもらえない事も多い。
現在でも充分なスソを確保出来ずにいます。
本州から送ってもらう事もありますが、出来れば札幌市内でまかないたい。(地産地消)
ある人にこんな事を言われた事もあります。
「スソなんて集まらねーだろ!そんなの止めてジーンズ生地仕入れてスソっぽく作っちゃえばいーんだよ!」
こんな大人にはなりたくないもんです。
あと良く間違われるのは、履き古したジーパンで作ってると思われる事です。
スソで作るのと、ユーズドジーンズで作るのは、僕の中では全然違います。
ユーズドジーンズで作った場合、一番怖いのはこんな事態です。
(ジーンズリメイク自体を否定するつもりはありません!)
新しく欲しいジーパンがある。「いま履いているジーパンはまだまだ使えるけど、
一針に頼めばバッグにしてくれるし、買い替えるか。」
スソは新品だけど捨てられてしまうところに意味があるのです。
はじまりました!
店主のお気に入りコーナー。
3つの作品をご用意しました。
1つ目は、沙寫(さしゃ)のサンドピクチャーです。
作者の村井さんとはふらのクリエイターズマーケットで知り合いました。
サンドピクチャーは木製のフレームに、砂と液体とわずかな空気がガラス板に挟まれて閉じ込められています。
砂時計のようにひっくり返すと色々な模様が現れます。
残念ながら写真だけではこの美しさは表現できません。
是非実際に手に取って、動いているところをご覧になってください!
【 沙寫 サンドピクチャー 7000円〜 】
むらいさんのブログはこちら
2つ目はto-mo-ni(ともに)のラプカルです。
to-mo-niのヨシダさんとは数年前に旭川の家具のイベントで知り合いました。
一針のスソバッグの一部のモデルに使用している革は、主に旭川家具のソファーや椅子を作る際に出る余った革を利用しています。その革を探しに行った時に知り合いました。
実際ヨシダさんの工房に余った革は無かったのですが、初対面にもかかわらず、僕と一緒に家具屋さんを回って紹介してくれた、とっても素晴らしい方です!
「コードが邪魔だ。」のキャッチコピーが印象的なラプカルは、余ったコードをスマートに収納出来るコードマネージャーです。
【 ラプカル 1260円〜 】
to-mo-ni
3つ目は知る人ぞ知る、あの猫石です!
ひたすら石に猫を描き続ける谷さんとは、ふらのクリエイターズマーケットで知り合ってしまいました。
猫石は、石に猫が描かれています。それ以上でも、それ以下でもない。それが猫石。
【 猫石 600円〜 】